

たまたま微笑んだら愛情が得られたので、微笑み行動が強化される、ということでしょうか。
・・・研究者たちはそうは考えません。
目の見えない赤ちゃんだって微笑むからです。
それに、悲しいときに微笑んだり、うれしいときに眉根を寄せたりするように子供をしつけることはできない。
だとすれば、微笑みと同様、魅力という概念も生まれつきのものだと考えても、突拍子もない飛躍とはいえません。
それでは、現代の常識では美しい人の範疇に入らない人が美男美女とされるような文化は存在しないのでしょうか。
「ふつう考えるほどには、美の基準はばらつかない」というのがその答えです。
下唇にはめ込まれたフリスビー大の円盤のようなユニークな装飾品とか、紫や緑色に染めて長さ15センチほどに固めてとがらせた髪の毛とか、ふくよかに太った体型など・・・
時代や場所で美の基準は異なるようにも思えます。
・・・しかしじつは、美はいつでもどこでもかなり一定しています。
